| ||
トップページ |   | |
|
医療法人野毛会 もとぶ野毛病院 特殊疾患療養病棟Ⅰ 特殊疾患療養病棟Ⅰには、脊髄損傷等3名、神経難病患者6名、重度の意識障害者16名が入院中で、ADLは全介助、胃瘻や経鼻胃管栄養が半数を占めている。25名の内、3名が人工呼吸器使用中で看護や介護をする上で人工呼吸器の管理は重要である。これまでのヒヤリハットの経験をふまえて、これらの患者様にはアンビューバッグRを使用した入浴介助を短時間で安全に実施するために、手順を作成し、半年が経過した。それにより医療安全対策を最優先した入浴介助を実践しているのでここに報告する。
入浴前に次の手順を行います。
①入浴可否を担当看護師に確認をとる。 ※入浴介助者の服装として 長靴、Tシャツ、防水エプロンに着替える。(画像⑥) 入浴中に次の手順を行います。入浴時間:10~15分(画像⑦)
①患者様の顔色、表情、呼吸、気管カニューレの固定、酸素ボンベ残量、アンビューバッグRや酸素の接続部分が外れていないか確認(画像⑧)と注意を看護師が行う。 入浴後に次の手順を行います。(画像⑪)
①全身を拭き取り、背部にバスタオルを引く。
・気管切開部分の周囲をタオルで保護しているため、気切部への水の浸入は殆どみられないことがわかった。 [おわりに] 長期療養患者様にとって入浴は皮膚の清潔を保ち、全身の循環を良くしリラックス効果が期待できる必要な援助行為です。人工呼吸器装着中の患者様の入浴は危険を伴い、より安全に留意する必要があると実感しています。今後も私たち介護者は、看護師の指導のもと手順書を十分に理解し、患者様の状態に応じた安全で安心できる方法での入浴介助の実践をしていきます。 最終更新日: 2008/12/25 |   |
Copyright (C) 2005 Motobu Noge Hospital. All Rights Reserved. |   |